立川祐路引退セレモニーにホンダNSX-GTラストラン……2023年SGT最終戦も大盛況

  • 2023/11/7
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2023AUTOBACS SUPER GT Rd.8が、11月4日・5日に栃木県のモビリティーリゾートもてぎで開催され、述べ4万5600人のファンが来場し、2023年シーズンの最終バトルで盛り上がりました。

11月初旬にもかかわらず、金曜日の搬入日は半袖で過ごせるほどの陽気となったモビリティリゾートもてぎ。土曜日以降も、来場したモータースポーツファンの半袖の方が多く見られました。イベント広場の飲食店ブースでは、この時期では珍しいかき氷なども販売しており、それぐらいアツいレースウィークとなった。

土曜日のピットウォーク中には、今シーズンで引退を発表した立川祐路の引退セレモニーが行われました。これまで約25年にわたり第一線の舞台で活躍し続けた立川。その最後の勇姿を見届けるべく、グランドスタンドをはじめ描くか観客席に多くのファンが多く集まり、声援を贈っていました。セレモニーではご家族や他のドライバー達も集まり、感動的なシーンも見られました。

また日曜日には、今シーズン限りで参戦終了となるホンダNSX-GTに焦点を当て、2000年にチャンピオンを獲得したカストロール無限NSXがデモランを披露。同時に2024年からの参戦車両となるCIVIC TYPE R-GTも同時にコースインし、盛り上がりました。

この最終戦はSUPER GTらしい“最後まで何が起こるか分からない”レース展開となった。序盤から、通り雨が強く降ってしまいピットでは、タイヤをドライかウェットどちらかにする選択を迫られてました。終盤まで天気の女神は微笑まず、GT500、300ともに判断の難しい戦いとなりました。

GT500クラスではトップを走っていたNo.3 Niterra MOTUL Zが(千代勝正/高星明誠)残り5周のS字コーナーで雨に足元をすくわれてしまいスピン。このレースを2位以内でゴールすれば自力チャンピオンというNo.36 au TOM’S GR Supra (坪井翔/宮田莉)が逆転でトップに立ち、今季3勝目を記録。見事2023年のシリーズチャンピオンに輝きました。

GT300クラスのNo.88 JLOC ランボルギーニ GT3(小暮卓史選手、元嶋佑弥選手)が最終戦で力強い走りを披露して優勝。なかでも元嶋はGT300初優勝ということで、パルクフェルメで感極まっていました。

また、目まぐるしく変わるコンディションの中を着実に走り切ったNo.52 埼玉トヨペットGB GR Supra GT(吉田広樹/川合孝汰)が7位入賞で、待望のシリーズチャンピオンを飾りました。

それぞれの最終戦に賭けた思いは悔しい思いや来シーズンに向けての新たな希望、多くのファンの支えがあってからこそ盛り上がるレースが随所で見られました。来シーズンは、どんな戦いがみられるのか、楽しみですね!

【Text&Photo:Rino Onodera】

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