2015年のSUPER GT第5戦鈴鹿。注目の公式予選が29日に行われ、No.1 MOTUL AUTECH GT-R(松田次生/ロニー・クインタレッリ)がコースレコードを塗り替える1分47秒630でポールポジションを獲得した。
分厚い雲に覆われた中で始まった予選。通常なら真夏日の中で行われるが、今年は気温27度、路面温度32度と予想以上に低下。逆に気温が低くなったこともありタイムが大幅に向上。各車がタイムアタックに突入していくが、ちょうどアタックに入ろうかというところでNo.6 ENEOS SUSTINA RC F(国本雄資)がコースオフ。残り3分というところで赤旗中断となってしまった。主催者の判断で残り5分まで戻されてセッションが再開されると、いきなり1分47秒台の争いに。No.46 S Road MOLA GT-R(柳田真孝)が1分47秒749でトップ通過。第3戦タイでのPP以降絶好調のNo.38 ZENT CERUMO RC F(石浦宏明)が0.192秒差で2番手に続く。また全体的に僅差の戦いとなり、トップから8番手のNo.12 カルソニックIMPUL GT-R(安田裕信/ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ)までが0.8秒差で一番重いウェイトを積みながらもQ2へ進出。No.36 PETRONAS TOM’S RC F(伊藤大輔/ジェームス・ロシター)はわずか0.002秒差でQ1脱落となってしまった。
続くQ2。ここで一発の速さをみせたのが、現在ランキング2位のNo.1 MOTUL AUTECH GT-R(ロニー・クインタレッリ)。従来のコースレコードを更新する1分47秒630を叩き出す。これにライバルたちも更新を狙うが全く手が届かない。そして最多ポール更新を目指す38号車の立川祐路も果敢にアタックを試みるが、僅かに0.152秒及ばず2番手。ここでチェッカーとなり1号車が今季2回目のポールポジションを獲得した。
なお3番手にはNo.64 EPSON NSX CONCEPT-GT(中嶋大祐/ベルトラン・バゲット)が入り、序盤戦での不振を挽回。またウェイトハンデがないことも有利に働き好グリッドを獲得した。
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