【JSB1000】2016最終戦鈴鹿:Race2も中須賀克行が貫禄の走りで連勝、タイトルに華を添える

©︎KANSENZYUKU

鈴鹿サーキットで行われた2016全日本ロードレース選手権の最終戦MFJグランプリ鈴鹿。Race2も中須賀克行(YAMAHA FACTORY RACING TEAM)が勝利し、タイトルに花を添えた。

午前中のRace1ですでにチャンピオンを決め、Race2では伸び伸びと戦いたいと語っていた中須賀。一方、津田拓也(ヨシムラスズキシェルアドバンス)や高橋巧(MuSASHi RT ハルク・プロ)など今季まだ勝てていないライダーもトップ攻略を目指し虎視眈々としていた。

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今回は津田がポールポジションだったが、2番手スタートの中須賀がホールショット。いきなり後続を引き離しにかかるが、2周目に入るところのメインストレートで加賀山就臣(TeamKAGAYAMA)、レオン・ハスラム(TeamGREEN)、渡辺一樹(TeamGREEN)の3台が絡む大クラッシュが発生し赤旗中断となった。

マシンが宙を舞うほどインパクトがあるものだったが、加賀山とハスラムは自力で立ち上がりピットへ。渡辺は救急車でメディカルセンターに運ばれたが幸い大きな怪我はなく、検査のため病院に向かった。

レースは再びスタートから仕切り直しされることに。2回目のスタートでトップを奪ったのはスペアバイクに乗ってグリッドについたハスラム。午前のRace1でも見せ場を作ってくれたが、このRace2でもレースを引っ張っていく。

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その背後には中須賀、津田、野左根航汰(YAMALUBE RACING TEAM)らがつける展開となったが、5周目に津田が転倒を喫し後退。中盤に向けてペースを上げていった中須賀と、逃げるハスラムによる一騎打ちとなっていった。Race1では周回を重ねるごとに順位を入れ替える激しいバトルをみせたが、20周勝負のRace2では中須賀がしっかりリズムを組み立てて近づいていき、15周目にトップに浮上。そこからはスパートをかけて後続を振り切り、見事最終戦で2連勝をマークした。

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2位に入ったハスラムは、スポット参戦ながら2連続で表彰台。しかも序盤のアクシデントで右手を痛めていたのと、若干フィーリングの異なるスペアバイクを使用するなど万全ではないコンディションだったが、最後まで力強い走りを見せた。3位には高橋が入り、今季は苦戦を強いられながらも最後はきっちり表彰台を獲得。来年につなげる走りを見せた。

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Race1に続きRace2も完璧なレース運びで勝利した中須賀。2016シーズンは久しぶりに優勝を飾れないレースがあったものの、シーズン6勝をマーク。また7月の鈴鹿8耐でヤマハ2連覇に貢献。そしてMFJグランプリでの連勝と、最高の形でシーズンを締めくくった。

吉田 知弘(Tomohiro Yoshita)

投稿者プロフィール

フリーのモータースポーツジャーナリスト。主にF1やSUPER GT、スーパーフォーミュラの記事執筆を行います。観戦塾での記事執筆は2010年から。翌年から各サーキットでレース取材を重ねています。今年はSUPER GTとスーパーフォーミュラをメインに国内主要レースをほぼ全戦取材しています。
初めてサーキット観戦される初心者向けの情報コーナー「ビギナー観戦塾」も担当。

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