【SF】2017第5戦オートポリス:野尻智紀がコースレコード更新で今季初ポールポジション!

©︎H.Yoshii

2017年の全日本スーパーフォーミュラ選手権の第5戦オートポリス大会が9日に開幕。公式予選は野尻智紀(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)がポールポジションを獲得した。

昨年は熊本地震の影響で開催がなかったスーパーフォーミュラ。2年ぶりの開催ということと、今回は2&4レースとしてJSB1000が併催だったため、2輪ファンもサーキットに来場していた。

さらに前回のツインリンクもてぎ戦でも導入された2スペックタイヤが、ここオートポリスでも登場。前回とは異なり、アップダウンが激しく大きく回り込むコーナーが多いオートポリスでは、ソフトタイヤの劣化が早まるのではないかと言われており、週末の各チームの戦略に注目が集まった。

気温30度、路面温度44度の中で始まった予選。Q1では、供給された新品タイヤのうち、ミディアムタイヤのみ使用できるという規則に変更され、全車がミディアムでコースイン。タイムアタックを行なっていくが塚越広大(REAL RACING)がジェットコースターストレートエンドでクラッシュを喫してしまい赤旗中断。そういった波乱があった中、国本雄資(P.MU/CERUMO・INGING)がトップタイムを記録した。

続くQ2では、各車ソフトタイヤを装着。当初は計測1周目でアタックをするという流れになるかと思われたが、小林可夢偉(KCMG)は計測2周目でアタック。1分26秒317を叩き出し、従来のコースレコードを塗り替えた。一方、ここ数戦好調のフェリックス・ローゼンクヴィスト(SUNOCO TeamLeMans)や前回ポールポジションの山下健太(KONDO RACING)がノックアウトされた。

そして最終のQ3。ここでも、いち早くコースインした可夢偉が計測2周目でアタック。他のドライバーたちは残り4分を目処にコースインし、1周勝負のアタックに臨む。ここでトップタイムを記録したのは野尻。従来のコースレコードを0.3秒上回る1分26秒196。これに可夢偉をはじめ、他のドライバーもタイムを更新することができず、野尻の今季初、通算2回目のポールポジションが決まった。2番手には国本、3番手には可夢偉が続いた。

吉田 知弘(Tomohiro Yoshita)

投稿者プロフィール

フリーのモータースポーツジャーナリスト。主にF1やSUPER GT、スーパーフォーミュラの記事執筆を行います。観戦塾での記事執筆は2010年から。翌年から各サーキットでレース取材を重ねています。今年はSUPER GTとスーパーフォーミュラをメインに国内主要レースをほぼ全戦取材しています。
初めてサーキット観戦される初心者向けの情報コーナー「ビギナー観戦塾」も担当。

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