2015年のF1第16戦アメリカGPの決勝が25日に行われ、今季10勝目を挙げたルイス・ハミルトン(メルセデス)が3度目のワールドチャンピオンを決めた。
テキサス州オースティンの「サーキット・オブ・ジ・アメリカズ」で行われたアメリカGP。週末は大型ハリケーンの影響を受け、フリー走行や予選のスケジュールが大幅に変更。急きょ決勝日朝に予選が行われたが、こちらも大雨の影響でQ3がキャンセルされるなどイレギュラーな週末となった。
予選2番手からスタートしたハミルトンは、1コーナーでトップを奪い自身3度目のタイトル獲得に向け逃げを打つが、序盤のピットストップで僚友のニコ・ロズベルグに逆転を許してしまう。さらにパワーユニット交換によるペナルティで13番手からスタートしたランク2位のセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)が怒涛の追い上げをみせ、後半には3番手に浮上。ハミルトン2位の場合はベッテルが6位以下でなければチャンピオンを獲得することが出来ない。
チャンピオン決定はメキシコに持ち越しかと思われた残り8周、まさかの展開が待ち受けていた。トップを快走していたロズベルグが痛恨のミスでコースオフ。この間にハミルトンがトップを奪還し2番手ロズベルグ、3番手ベッテルというオーダーに。これであれば、両者に対して75ポイント以上の差をつけられるため、チャンピオン確定となるハミルトン。チェッカーまでの残り周回を堅実に走りぬきトップチェッカー。ジャッキー・スチュワート、ニキ・ラウダ、ネルソン・ピケ、アイルトン・セナなど歴代の名ドライバーに並ぶ3回目のワールドチャンピオンを決めた。
コメント
トラックバックは利用できません。
コメント (0)
この記事へのコメントはありません。