東京オートサロン2016が行われた1月15日、会場内のTRDブースでGT300クラスに参戦するaprが今季の体制発表を行い、噂の新型プリウスGTを公開した。
昨年末で従来型のZVW30型を引退させることを明らかにしていたapr。次期マシンは何になるのか、注目を集めていたが、オートサロン前からもTRDのホームページに新型(ZVW50型)プリウスと思われるシルエットが登場しており、アンヴェール当日も多くの関係者でブース前は賑わった。
今年は従来の31号車に加えて30号車もプリウスGTを採用。2台体制でのエントリーとなる。31号車は昨年と変わらず嵯峨宏紀と中山雄一。新たに加わる30号車は佐々木孝太とスーパー耐久などでの実績がある永井宏明というラインナップとなる。
また参戦チームとしては珍しく、同じチーム・マシンにも関わらず、それぞれ異なるタイヤを採用。31号車は昨年同様ブリヂストンで、30号車は旧型プリウスGT、カローラアクシオGT時代に使用していたヨコハマタイヤを使用することも明らかになった。
aprの金曽監督は「今年はFIA-GT3マシンが計7車種も入れ替わり、さらにレベルが高いものになると思います。その海外メーカーに対して純国産の我々のマシンがどこまで戦えるか、というのが今年の最大の挑戦です」とコメント。日本独自のJAF-GT規格車両が減少し、FIA-GT3が主流になり始めているGT300クラスで、この新しいプリウスGTがどんな活躍を見せてくれるのか、注目が集まる。
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