ホンダは12日、都内で2016年の国内モータースポーツ体制発表を行い、今季のSUPER GTラインナップを明らかにした。
今年もGT500にはNSX CONCEPT-GTで5台体制でエントリーするが、バッテリー供給等の問題が発生し、今年はNSX CONCEPT-GTの特徴でもあったハイブリッドシステムを非搭載にして参戦することが公表された。
またドライバーズラインナップでも、サプライズが。シーズンオフの間はシャッフルが予想されていたが、5チーム中3チームが昨年とのコンビを続投。陣営で唯一勝利を挙げた100号車チームクニミツは山本尚貴/伊沢拓也。8号車ARTAは松浦孝亮と野尻智紀のコンビで継続。64号車ナカジマレーシングも中嶋大祐とベルトラン・バケットで続投となる。
残り2チームはドライバーを入れ替える形でラインナップを変更。なんと動きはないとみられていた15号車ドラゴ・モデューロ・ホンダ・レーシングから参戦していた小暮卓史がチームを移籍。金石勝智監督率いるケーヒン・リアル・レーシングで塚越広大とのコンビが誕生することになった。そして15号車には武藤英紀が入り、引き続き参戦するオリバー・ターベイが乗り込むことになった。
塚越と小暮は、これまで同じホンダ勢の中でも群を抜く速さを見せていたとともに、ライバルとして火花を散らしてきたことも多々あった。その2人が今年はタッグを組むとなれば、100号車の山本/伊沢とともにライバルのレクサス・日産勢から見ても厄介な存在になることは間違いないだろう。
GTプロジェクトリーダーの松本雅彦氏も「今年はNSX COCEPT-GTにとって正念場の年になるだろう」とコメント。何としてもチャンピオンを奪還すべく、ドライバー面、マシン面ともに必勝体制で2016シーズンに臨む。
コメント
トラックバックは利用できません。
コメント (0)
この記事へのコメントはありません。