2月4日、東京都内で行われたTOYOTA GAZOO Racingの2016モータースポーツ体制発表会で、SUPER GTのレクサス・ドライバーとして長年参戦してきた脇阪寿一が、GT500クラスから退くことを発表した。
今回はSUPER GT以外にもWECやスーパーフォーミュラ、ニュルブルクリンク24時間などのドライバー発表が行われ、総勢30名以上のドライバーやチーム関係者が登壇したが、その中に脇阪の姿はなかった。
全カテゴリーの発表が終わると、脇阪の名前がコールされステージへ。大きな決断をした表情で、集まった報道関係者、そしてライブ中継を視聴しているファンに向けて、挨拶をした。
「報告することがあります。私、脇阪寿一はSUPER GT 500クラスから退く決意をいたしました。1998年から18年もの長い間、SUPER GTでレースをさせていただけたのはスポンサーの皆様、トヨタ、TRD、レクサス、チーム関係の皆様方、そして何よりファンの皆様、レース仲間、皆さんのおかげだと思っています。今年は新たにチームルマンの監督として大嶋選手とカルダレッリ選手がタイトル獲得できるようにバックアップしていきます」
「トヨタには素晴らしいタイトルがたくさんいます。これからはそういったドライバーを盛り上げれるように頑張っていきます。今日から脇阪寿一として第2章のスタートです。精一杯、頑張りますので、応援よろしくお願いします」
また今日は体調不良により欠席となってしまった豊田章男社長から脇阪宛にメッセージも届いており、「これからもトヨタの仲間でいてほしいし、クルマの魅力を伝える仲間でいてほしい」と、これからの活躍に期待しており、花束も贈呈。会場からは長年にわたって活躍してきた脇阪に惜しみない拍手が贈られた。
彼の挨拶からもあった通り、今年はチームルマンの監督として大嶋和也、アンドレア・カルダレッリをサポートしていく。またSUPER GT 500クラスという第一線は退くものの、レーシングドライバーとしての活動は継続するとのことで、スーパー耐久などに参戦を予定している。
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