【ビギナー観戦塾】F1日本グランプリ時の鈴鹿サーキットへのアクセス方法(自家用車編)

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いつもビギナー観戦塾をご覧いただきありがとうございます。

今回も初めてF1観戦に行く方向けの「鈴鹿サーキットへのアクセス方法」をご紹介したいと思います。第2弾は「自家用車編」。お車でサーキットに向かう方向けの方法です。

公共交通機関で行く人はこちら(電車編)

推奨ルート(鈴鹿サーキットホームページ)
お車での推奨ルート(鈴鹿サーキットリリースより)

【鈴鹿ICを使用する際の注意点】
 上記の推奨ルートを見ると、高速道路を使って鈴鹿サーキットに向かう際、東名阪の鈴鹿ICが一番最寄のインターチェンジになります。ただ、その分F1開催期間中は一番混雑するため、サーキット側も「迂回ルートを使ってください」と促しています。ただ下道を使うと、逆に道に迷ってしまう可能性もあるので難しいところ。そういう人のために、少しでも混雑を避けられる方法をご紹介したいと思います。

◆行き「夜明け前はチャンス!」
 まずは鈴鹿サーキットへ向かう時。「いつも混雑する」と行っても、24時間中混雑している訳ではありません。そこで少し早くなりますが、「夜明け前」に鈴鹿ICを通過し、サーキット周辺に到着してしまうと周辺も混雑していないため、スムーズに駐車場まで辿り着くことができると思います。つまり普段の通勤電車等でも「ラッシュ時間」というのがあると思いますが、その時間帯を避けるという考え方です。特にF1日本グランプリの場合は夜明け後、午前6時~7時ごろから混雑が始まり、そこから時間が経つに連れて混雑度が増していきます。早めにサーキットに着いていれば、ゆっくり準備もできるので、メリットも多いです!

◆帰り「自分用の迂回ルートを見つけておこう!」
 行きは比較的、楽に通過できますが、問題は帰りです。基本的にレース後にサーキットから出ると、高速道路に辿り着けるのは夜8時ごろになります。(もっと遅くなる場合もあります)ただ、これだけは避けられないことなので、お車で行かれる方は渋滞はある程度覚悟してサーキットに来ていただく必要があります。

 それでも、少しでもスムーズに帰りたいというのが本音。そこでやっておくと役に立つのが「裏道の検索」です。今はナビなどが発達しているため、どこにどんな道があるのかが分かりやすくなっています。ただ、ナビが教えてくれるのは“ベタな大通り”がほとんど。もちろん、皆さんナビの誘導に従って動くので大きな通りに車が集中して渋滞が拡大してしまいます。

 そこで、できれば期間中に一度“下見”をしておくだけでも随分変わってきます。地元の人でしか使わないような裏道や農道に近いような細い道もありますが、ここを上手く利用するだけでも意外と差がでます。ただ、当日ぶっつけ本番でやると逆に迷子になってしまうので、金曜のフリー走行日や土曜の予選日の帰りに、一度「寄り道」という感覚で色々試してみてください。特にグランプリ期間中は決勝日に似た渋滞も予想されます。その状況下で、そこで「この道は皆使って混むけど、あそこの道は意外と空いていてスムーズに抜けられた!」という発見が一つ、二つの出てきますし、それが今年使えなかったとしても、来年以降の観戦時に絶対役に立ってくる情報になります!

 あと、何年も鈴鹿に通っているベテラン観戦者の場合、渋滞で長蛇の列になっている道の途中で、いきなり別の道を選択して曲がっていくことがあります。それを「チャンス!」と思って一緒に付いていってみるのも(少し掛けですが・・・)方法の一つです!

鈴鹿サーキット周辺アクセス図

【民間が運営している駐車場を活用しよう】
 サーキット周辺にはたくさんの駐車場が設置されます。直営がいっぱいになったら終わり。と思っているかもしれませんが、意外と知られていない「地元の方々が用意した臨時駐車場」もサーキット周辺にはたくさんあります。鈴鹿サーキット周辺は田畑が一面に広がっている、ゆったりとした場所です。その田畑を所有している民家の方々が日本GP開催期間中に限りにな整地して駐車場として開放してくれます。こちらに関しては先着順なので早朝のうちに確保しないと、即満車になってしまう可能性があります。

※これだけ注意!
 当日、現地の警察が24時間体制で巡回をしていて、厳しく「違法駐車」を取り締まっています。他のファンの迷惑にもなりますので違法駐車は止めましょう!

 決勝日は10万人近いファンが集まるF1日本グランプリ。そのため、どう頑張ってもクルマで行くと「渋滞」は避けられないものです。
行く時は、出発・到着の時間を工夫することで避けることはできますが、全員が同じタイミングで動く「帰り」は、長時間クルマの中で待機させられることになります。特にクルマで観戦に行かれる方に、常に意識しておいてもらいたいことは、まず「無理なスケジュールで走らない!」こと。事故の原因となります。そして、「万が一に備えて、車内に“非常食”を持っておくこと」です。

 特にレース後の帰りは、夕方ということで空腹になりがちです。でも、そういう時に渋滞に引っかかってしまうと、満足に食事を取ることが出来ない場合もあります。レース後、駐車場へ向かう際に、お店で売っている焼きそばやフランクフルトを買ってクルマに乗り込むだけでも随分と変わってくるので、当日は是非忘れないようにしてくださいね!

『記事:吉田 知弘』

吉田 知弘(Tomohiro Yoshita)

投稿者プロフィール

フリーのモータースポーツジャーナリスト。主にF1やSUPER GT、スーパーフォーミュラの記事執筆を行います。観戦塾での記事執筆は2010年から。翌年から各サーキットでレース取材を重ねています。今年はSUPER GTとスーパーフォーミュラをメインに国内主要レースをほぼ全戦取材しています。
初めてサーキット観戦される初心者向けの情報コーナー「ビギナー観戦塾」も担当。

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