13日に東京・青山のホンダ本社で行われた2015年のホンダ国内モータースポーツ体制発表。そこに出席したホンダ勢のSGTプロジェクトリーダーを務める松本雅彦氏が今季仕様のNSX CONCEPT-GTについて説明してくれた。
DTMと統一された新規定を機に、ベース車両のNSX CONCEPTに変更。唯一エンジンが後方に搭載されている「NSX CONCEPT-GT」を開発。しかし、第2戦富士で5台中4台がリタイア、シーズンを通しても第5戦富士で1勝したのみという厳しい結果に終わったNSX CONCEPT-GT勢。苦戦した原因は「熱害」だったという。ターボエンジンなどで発生する熱が車体内部にこもってしまい、マシンに不具合を起こしてしまうもの。
昨年の苦戦を振り返った松本氏は「開発の時間が足りなかったのが原因の一つでした。オフシーズン中にセパンなど温かいところでテストができてなかったことが、シーズン開幕以降に響きました。その反省を生かして今年はすでにセパンでテストをし、熱害に対する対応も済んでいます」
また車体面に関しての変更点だが、現行のDTM統一レギュレーションではモノコックやリアウイングを始め全メーカーが半分以上の同一パーツを使用しなければならない。そのため、独自で空力性能の向上をさせるなど大幅な進化は難しい状態にある。
「現行のレギュレーションでは触れる範囲が少なくで、09年規定だと空力性能が10%良くなることがあったんですが、今年はそこまで性能アップは厳しいと思います。ただエンジンについては自由に開発できますし、現行の2リッター4気筒直噴ターボエンジンはまだまだ開発できる部分があると思っています。そこをもっと煮詰めていきたいなと考えています。」
「昨年はクルマの跳ねが多いことが見受けられたので、足回りと空力とのバランスをもう一度見直して、車体面に関しても弱点だった部分をなくしていきたいと考えています。」
現時点では昨年の苦しいレース展開を強いられていたNSX CONCEPT-GTのイメージばかり残っているファンも多いかもしれないが、昨年の反省点を踏まえて着実に前進している雰囲気を今回の発表会で感じることが出来た。
会場にはテスト車両のNSX CONCEPT-GTが展示されていたが、フロントグリルは昨年中盤から導入したものだったが、先日の岡山国際サーキットでテストを行なっていたとのことだが、そこでも新しいフェンダーやサイドスカートなど開発が許されている外装パーツなどは確認できなかった。
実際には最終形態となる2015年版がお目見えするのは3月中旬の岡山公式テストになるかもしれないが、その時にはどれだけ進化したマシンが登場するのか、今から楽しみだ。
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